私の終活
私の終活(11)死と復活
私は教会で聖書の証言を説き明かしてきた。最も難しいのは聖書に記されている死と死後を説き明かすことである。この世に生れた者は死ぬことになっている。それは自然に受け入れられることのように思われる。しかしそれは否である。
死ぬことは全く不自然なことであり受け入れがたいことなのである。なぜならば、死ぬことはこの世から消え失せることだからである。ある人が次のように言った。死ぬことは人生最大の恐怖である。死ぬことは人生最大の苦痛である。ゆえに死ぬことは最も忌避すべきものなのである。
なぜ、人は死ぬのであろうか。なぜ、死ぬことに恐怖が伴うのであろうか。原因と理由があるはずである。
聖書はどう答えているのだろうか。私はこれまで時あるごとに聖書から説き明かしてきた。私はそれを整理して私の死の備えとするのである。
私は聖書の教えを全く信じている。聖書に記されていることは人間の知恵によるものではなく神の知恵によるものと確信しているからである。
私は聖書に啓示されている死の意味とキリストの死人からの復活によって明示された死後の復活を信じている。
私はキリストが御国へと復活させて下さることを信じて死ぬのである。私は危篤になり生命の息を引き取られるまでのことを思い描けない。それは、神が御心のままに行われることだからである。
しかし、聖書は人の死について大切なことを明確にしている。それは神が全ての人の生命の息を引き取って下さるということである。
私の生命の息は神に引き取られるのである。それゆえに私は安心して死に臨めるのである。
ー聖句ー
「イエスは大声で叫ばれた。「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」こう言って息を引き取られた。」 ルカ23章46節